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風立ちぬ 

10年間を全力で生きた青年の物語。

ジブリの最新作、「風立ちぬ」を観てきた。「崖の上のポニョ」以来の宮崎駿監督作品である、零戦の設計者の物語である、観た人の中でも賛否がハッキリと分かれている、という情報を得てからの鑑賞。噂レベルでは「地味な話を演出で見せる」タイプの映画だという印象だったので、自分の好みには合うんじゃないかなー、と思いつつ観たのだけれども…

評価から先に入ると、自分がこの作品を人に薦めるかというと多分薦めない。ただこの作品は、宮崎駿監督が一般受けを無視して、自分の描きたいことを書いた作品だと思っていて、そういう制作者の意思が見える点で悪くないと思う。

自分がまず第一に受けた印象は、とにかくモノローグや状況説明の台詞が少ないということ。情感やリアルさを追求するのであればこれは常套手段だと思うのだけれども、一部、状況が分かりにくくなるレベルまで説明を削っている(二郎と菜穂子が再会するホテルのシーンとか、そもそも日本国内なのかすら分かりづらい)上に、そもそも二郎の感情表現が非常に分かりづらい(これは中の人の演技力も少しは影響しているのかもw)ので、それによって視聴者の想像に委ねられる部分が大きくなっている。それが見る人によって感想がてんでバラバラな原因なんじゃないかと思う。

それを踏まえた上で、自分はこの作品を「限られた時間を全力で生きる青年の物語」だと思っている。二郎の人生は、客観的には成功とは言えない。自分の設計した零戦によって多くの人が犠牲になったわけだし、嫁はあんまり相手にしてあげられないまま死んじゃうし。むしろ、歴史に残るレベルの「大失敗」なんじゃないかとさえ思う。それでも確かに言えることは、彼は10年間を「全力で生きた」ということ。自分の夢に正直に、全力でやりきったということ。だからこそ、そんな「失敗人生」でも、彼はラストシーンで自分の人生に関して一切後悔をしていない。

もちろん、端から見れば迷惑な話であるとは思う。あまりにも自分勝手な話なので、観ている人の共感はあまり得られないんじゃないかとも思う。ただ自分は、心から航空機の設計を愛し、失敗しても辛いことがあっても淡々と夢に向かって進んで行く二郎の姿に心を打たれた。ドラマチックに描くのではなく、淡々と描いているからこそ、強い意志の重みが感じられた。菜穂子が結核という設定や、太平洋戦争が迫っているという時代背景も、時間を限定して、その時間を尊いものとするという点で良かったんじゃないかと思う。

ただまあ、万人受けする作品ではないのは間違いない。昨今の「健全な作品」からはありえないレベルでキャラがタバコ吸いまくるし、嫁をあまりにもないがしろにしすぎだし、二郎の声がビックリするほどおっさんだしw ただ、こういう「作り手が見せたいものを作る」というのもたまにはいいんじゃないかと思う。

Category: 雑記

2013/08/03 Sat. 01:50 [edit]   TB: 1 | CM: 0

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