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輪るピングドラム 9話 

陽毬というキャラに命が吹き込まれた、かなりの良回。


輪るピングドラム9話、「氷の世界」。


今回は一言で言うと、陽毬というキャラに命が吹き込まれた回だと思う。
彼女のことは、これまでの出番があまりにも少なかったこともあって、
王子様に救ってもらうのをただ待っているだけの退屈なプリンセス、
魅力も何もあったもんじゃないと思っていたのだけれども、
アイドルへの夢を捨て切れない、「運命の人」を待ち続けている、など、
人間らしい一面を見せてくれて、自分の中では魅力度がかなりアップ!
命が吹き込まれたと共に、陽毬の重大な秘密が明らかになって、
これからは陽毬をこれまでと同じ目では見れないような気もしている。



アイドルへの思い


陽毬自身は否定していたが、やはりアイドルになりたかったんだろうと。
帽子様時の衣装が、ダブルHの衣装の色違いであるあたりがもうね…
後述する、プリンセス・オブ・ザ・クリスタルという名前もそうだが、
帽子様時の陽毬というのは、結構元の陽毬の意思を反映している気がして、
実は宇宙人でも何でもなく、陽毬そのものなんじゃないかという気さえする。
ド派手な登場シーン、アイドル調のバックミュージックなど、
帽子様になっている時だけ、彼女は本当になりたい自分になっているのかも。



プリンセス・オブ・ザ・クリスタル


これまで、この微妙に長ったらしい名前の由来を考えたことは無くて、
「どっか遠い星のお姫様なんだろう」くらいにしか思ってなかったのだが、
今回でこの名前の意味がだいぶ明らかになったような気がする。
物語中での意味を考える前に、まず文法的にこの名前を考えることにする。


文法的にこの名前を読み解く上で重要なのが、「ザ」という定冠詞。
この「ザ」というのは、後にかかる名詞の中でも特別な何かを指す、
という役割があって、ついているのとついていないのでは全然意味が違う。
例えば「It is a dog.」だと、dogというのは犬という種族全般を指すので、
日本語訳すると「これは犬だ」となると思うのだけれども、
「It is the dog.」というと、the dogというのは何か特別な犬を指すので、
ニュアンス的には「これがその、例の犬だよ」という感じになる。
つまり、「ザ・クリスタル」というのは一般の水晶を指しているのではなく、
何かある特定の水晶を指すことになる。したがって、「水晶の姫」という
日本語訳は間違いで、「何かある特定の水晶の姫」という訳が正しい。
どの特定の水晶を指すのかは、その文脈によって決まる。


準備が整ったところで、この名前をアニメの文脈の中で考えてみよう。
今回の話で分かったことというのは、陽毬は「運命の人」を思い続ける
お姫様であるということである。そうすると「ザ・クリスタル」というのは、
その相手のことを指しているのが自然であるように思えてくる。
それを踏まえた上で登場人物を見渡してみると…一人しかいないじゃない!
つまり陽毬は、「晶」馬という運命の人を思い続けるお姫様なんだろうと。
今回の話を観ると、アイドルへの夢にせよ、その運命の人への思いにせよ、
陽毬はただ自らの胸の内の「氷の世界」に閉ざしてしまっている、
そんな印象を受けたのだが、そんな陽毬の心の氷を溶かしてくれる王子様、
それが晶馬なのかもしれない、ということを何となく感じた。



次回、今度こそ晶馬の安否が明らかになるはず!
予告を見た感じ、遂に冠葉とすり潰す人が対面することになるんだろうか?


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Category: ピングドラム

Thread: 輪るピングドラム - Genre: アニメ・コミック

2011/09/09 Fri. 11:52 [edit]   TB: 5 | CM: 0

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