10+1次元の世界

ピッコロさんの企画、

「今期終了アニメ（６月終了作品）の評価をしてみないかい？13」

に毎度のことながら参加させていただくことにする。
春作品全体としては、あの花、今回の企画の評価対象には入っていないが、
TIGER＆BUNNY、花咲くいろはと、オリジナルの好調っぷりが目立った。
逆に、オリジナル以外は作品数のわりにはちょっと低調だったかと…
（最後まで視聴せずに言うのはよくないとは思うけれども）


今回評価した（最後まで視聴した）のは以下の６作品。

アスタロッテのおもちゃ！
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
GOSICK
DOG DAYS
緋弾のアリア
よんでますよ、アザゼルさん。

では続きから評価をどうぞ。

アスタロッテのおもちゃ！

ストーリー　３
キャラクター性　４
画　４
演出　４
音楽　３
総合的な評価　４

合計　２２

とにかく、堅実に作られていた印象。作画は非常に丁寧だし、
キャラもビジュアル的にも性格的にもポイント押さえて可愛く作られている、
話も人のつながりをメインに据えた典型的な「いい話」で大きくは外さない。
個人的には結構気に入った作品だし、出来もいいと思うのだが、
あまり冒険はしていないので、刺激を求める人には退屈かも。


あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

ストーリー　３
キャラクター性　５
画　５
演出　５
音楽　５
総合的な評価　５

合計　２８

「泣ける」アニメとしては、ここ最近でも屈指の作品。
演出がとにかく素晴らしかった。EDに感動的なシーンを持ってきて、
そこでsecret base流されたら、我々はどう抵抗すればいいんだ…！
あとはキャラクターの描写。めんまの幻影に捕らわれていた登場人物たちが、
そこから抜け出そうとそれぞれに頑張っている姿が印象的だった。


GOSICK

ストーリー　３
キャラクター性　４
画　４
演出　３
音楽　３
総合的な評価　３

合計　２０

久城とヴィクトリカの関係に絞れば、悪い作品ではないと思う。
…が、いくら何でも展開がご都合主義すぎやしないだろうか…。


DOG DAYS

ストーリー　２
キャラクター性　４
画　４
演出　２
音楽　４
総合的な評価　３

合計　１９


「NG騎士ラムネ＆40」「魔神英雄伝ワタル」「甲竜伝説ヴィルガスト」
「遥かなる異郷ガーディアン」など、異世界に召還された勇者の物語に
憧れを抱いて育ってきた人間の立場から書かせてもらうと、
この作品には、「異世界感」が足りなかったような気がしてならない。
「戦争」の実況だったり、やられた人々を救助するといった、
「現実」を感じさせるような描写が目立ったために、異世界というよりは、
何かコスプレ大運動会に参加しているようで、どうも乗り切れなかった。
友情の描写や別れの寂しさ、そして前向きに物語を締めるところなど、
キャラ周りや大まかな構成は良かっただけに、そこが残念。


緋弾のアリア

ストーリー　３
キャラクター性　５
画　４
演出　４
音楽　３
総合的な評価　５

合計　２５

ご都合主義をギャグのレベルまで昇華した、類稀なる作品。
跳び箱が防弾なのに、通学バスの窓が防弾じゃないなんて…w
原作者のセンスが圧倒的なのだと思うのだが、「防弾スリッパ」など、
アニメスタッフがそのセンスに乗ったのも、面白さの理由だったと思う。


よんでますよ、アザゼルさん。

ストーリー　３
キャラクター性　５
画　３
演出　５
音楽　４
総合的な評価　４

合計　２４

今期の良作ギャグアニメ枠。
キャラの濃さが凄かったw そう、あまりに登場人物がアレ過ぎて、
逆に普通（後半は壊れてたがw）なさくまさんの個性が際立つくらいに！
１回３０分でやってほしかったような気もするけれども、
１５分だからこそのテンポの良さもあった気がするので難しいところ。


ベストキャラクター賞　
本間芽衣子（あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。）

ベストＯＰ賞
ぱんでみっく!!（Team.ねこかん[猫] featuring.米倉千尋
　　　　　　　　　　 ／よんでますよ、アザゼルさん。）

ベストＥＤ賞
secret base ～君がくれたもの～（10 years after Ver.）
（本間芽衣子（茅野愛衣）、安城鳴子（戸松遥）、鶴見知利子（早見沙織）
　／あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。）

ベスト声優賞・男性
入野自由（宿海仁太／あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。）

ベスト声優賞・女性
釘宮理恵（神崎・H・アリア／緋弾のアリア、
　　　　　　　アスタロッテ・ユグヴァール／アスタロッテのおもちゃ！）

Category: アニメ総評