あの夏で待ってる7話、「先輩の気持ち。」。
沖縄編、その2。
前回はイマイチだと思ったのだけれども、今回はめちゃめちゃ良かった!
美桜の告白と、海人がイチカにキスを迫るのが二大ビッグイベントだったが、
どっちも盛り上がりが異常。
本当にいいものを見せてもらった気分。
よって、今回はこの2つのシーンを中心に書くことにする。
「手」の演出美桜の告白の直前、彼女が
哲朗の手を握り締める演出が凄く良かった!
「手」というのは、相手と
直接肌を合わせることができる部分。
だからこそ、それを通じて伝えられた感情というのは、
少なくとも、アニメというか映像作品という文脈においては、
例えば
言葉という、「間接的な手段」で以って伝えられた感情よりも、
遥かに強い印象を視聴者に与える、そんな印象を個人的には持っている。
今回も例外ではなく、告白のシーン以上に美桜の気持ちが伝わってきて、
個人的には非常に印象深かった。
そもそも、美桜というのは非常に内気なキャラクターなわけで、
自分の意見を言葉にするのすら、恥ずかしくてためらってしまうような存在。
そんな彼女が、哲朗の手をギュッと強く握り締めるというのは、
相当に勇気が必要な行動だったんじゃないかと思うのだ。
告白のシーンが良かった、というのは勿論なのだけれども、
この「手」の演出で、
美桜の必死に頑張る姿を表現できたこと、
それで視聴者を、美桜を応援したいような気分にさせてくれたこと、
それが告白シーンが異常に盛り上がった最大の要因なんじゃなかろうか。
沈黙と緊張感続いて、海人とイチカにキスを迫るシーン。
ここはとにかく、
「夜の静けさ」というのが非常に印象に残った。
このシーンの海人とイチカの会話、結構途切れ途切れだと思うのだが、
にも関わらず、人工音が全く聞こえてこないというこの状況。
それが
この世界にこの二人しか存在していないような感覚を醸し出していて、
当事者でも何でもないのだけれども、
凄い緊張感を感じてしまった。
イチャイチャニヤニヤ、というのも多少はあるのだけれども、
決戦の場、という感じの緊張感の方が強かったように思う。
このシーンの緊張感が凄かっただけに、直後の
「何してるニャー」がwww
柑菜は完全にマスコットに成り下がってるよねw
次回、「先輩がPINCH.」。
そろそろ、哲朗の前々回の暴露を思い出してもらえないだろうか。
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