Another 5話、「Build limbs -拡散-」。
ネタバラシ回。
今回、この作品を観ていて初めて恐怖を感じた。
ホラー作品というのは、得体の知れない恐ろしいものも怖いのだけれども、
個人的には、
よく知っていると思ってた相手が実は…という方が怖い。
そして前回までは鳴は完全に味方だと思っていたのだが、
今回を観て、それも断定はできなくなってきたというのがあって…
情報の信憑性今回、いろんな情報が明らかになったように見えたのだけれども、
それらの情報って一体どこまで信用していいんですかね?
例えば、「死者」についての話。死者は26年前の「ミサキ」ではなく、
「現象」の犠牲になった者、という鳴の説明があったけど、
これって
普通の人間が知りうる情報ではないよね…
鳴にはアドバイザー(図書館の司書?)がいる口ぶりだったけれども、
その彼/彼女もそれをどうやって知ったのかは謎だし。
そもそも、
今回明らかになった情報は全て鳴からもたらされたもの。
鳴が意図的にせよそうでないにせよ、真実を語っていない可能性もある。
今回の情報に基づくと、「現象」に殺されるのは月にせいぜい一人や二人、
そして3組のルールは、クラスの人数を一人減らすと犠牲者が出なくなる、
であって、その減らした一人に構うと死ぬ、というものではないのに、
鳴のことを話そうとした高林君がまるで
口封じでもされたかのように、
「現象」によって殺されたというところも気にかかる。
「死者は自分が死者だというのを自覚していない」わけだし…ねえ?
鳴、デレるただ、鳴が死者であるにせよ、そうではないにせよ、
恒一が仲間になって安心し、心を開いてきたというのは事実。
恒一と話をする時、
座りなおして恒一の方に体を寄せるシーンとか、
そこで冗談っぽくお姉さんぶってみせるところとか、凄くいいね!
次回はもっとデレそうな雰囲気だけど、上にも書いた通り、
逆にそれが危険な兆候な気がしてならない…
次回、「Face to face -二人-」。
恒一と鳴がより親交を深める回に見えるけれども…
余談:二組に全員詰め込めばいいんじゃねえの?
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