TIGER&BUNNY２１話、「Heaven helps those who help themselves.」。
今回はガチの王道ストーリーで熱かった！
時間をかけて積み重ねたものを放出する回というのは一般に熱いものだが、
今回はまさにそれ。ここまでにしっかり描かれていた虎徹のキャラクターと
それに対する信頼、それが報われるような回で、心にくるものがあった。
ということで、今回は虎徹を取り巻く人々について書いてみる。
虎徹の記憶が残っている人々今回の見所は何と言っても、虎徹の記憶が残っている面々の活躍！
とにかく熱かったというか、ベンさんといい、ルナティックといい、
今回は活躍しなかったが楓といい、虎徹の無実に一片の疑いも無く、
自分の身の危険も顧みず虎徹のピンチにかけつける姿は実にカッコ良かった！
他アニメの所謂「主人公のピンチを救う展開」とは違うものを感じたのは、
今回虎徹を助けるべく行動した面々がそれぞれ「虎徹への絶対的信頼」
「自らの正義」「家族愛」という、確固たる信念を持っていたこと。
それがあることで、それぞれの気持ちがひしひしと伝わってきたのが、
今回の話が個人的に特別に盛り上がった感じがした理由なのだと思う。
ヒーローたちのためらい一方で、虎徹を追う立場になったヒーローたちも、キレがないというか、
どこかで虎徹が犯人であることを疑ってるんじゃないかという印象を受けた。
もちろん、ヒーローたちの虎徹に関する記憶は封印されているわけだが、
直感として分かっているんじゃないか、自分にはどうもそう見えてしまう。
例えば虎徹とヒーローの対話。普段は迅速に犯人を確保するヒーローたちが、
虎徹にすぐには手を出さず、虎徹の話に耳を傾けていたりする。
例えばドラゴンキッドなんかは、よく人の獲物を颯爽とかっさらうわけで、
その彼女が虎徹と対話しているのはやはり何かあるように見えてくる。
ブルーローズは虎徹との対話で、撃つのをやめてしまったくらいだし、
それなりに自分の記憶の違和感を感じているんじゃないか。
…まあヒーローたちは分かっているという印象を受けた、というよりは、
一視聴者としてそう信じたい、と言った方が正しいのかもしれない。
上記のようなことも、実は単なる脚本上のご都合主義なのかもしれない。
ただ、これまで虎徹とヒーローたちの活躍を見守ってきたものとして、
ヒーローたちを信じて、行動を好意的に解釈する、それくらいの権利は
あってもいいんじゃないだろうか。
次回、「Bad luck often brings good luck.」。
虎徹vsバーナビー？虎徹の秘策とは一体何なのか？
…どうせ虎徹だし、秘策自体はすごいヘボそうな気がするなあ…
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