TIGER&BUNNY９話、「Spare the rod and spoil the child」。
待ちに待った、ドラゴンキッド回。
親と子供の意識の違い、そしてドラゴンキッドが親に歩み寄るまで、
それが今回描かれていたもので、言ってしまえば地味な話なのだが、
テーマ的なものと、あとヒーローの仲のよさが強調されていたことで、
幸せな気分で、安心して見れる回に仕上がっていたように思う。
子供の、自分がなりたい姿と、親が求める姿。
この二つの間には、往々にしてギャップがあって、
それはドラゴンキッドの場合も例外ではなく、自分は男の子になりたいのに、
親がプレゼントしてくれたものは、女の子らしい髪飾り。
親という存在はいつも不条理なもので、子供のことを分かっているようで
分かっていないし、また自分の意見を理屈も無しに子供に押し付ける。
ただ、親というのは不条理を押し付ける存在である以上に、
理屈も無しに愛情を与えてくれる存在でもある。
その不条理も、自分に対する好意の表れだと思えば嬉しく感じられるもので、
その両親の愛情を理解し、不条理の象徴である髪飾りを喜んで受け入れる、
そんなドラゴンキッドの成長、そして幸せそうな様子が心地よく、
今回、観ていてこっちまで幸せな気分になってしまった。
脚本もいつも通りというか、話の見せ方が非常に上手い。
親の立場の人間である虎徹を持ってくることで、親側の感情を明確にしたり、
より幼い楓と対比することで、ドラゴンキッドの成長を鮮明にしたり、
キャラの配置が絶妙だったように思う。
あと今回目に付いたのは、ヒーローたちの仲の良さ！
虎徹がプライベートに依頼された「市長の子供の世話・保護」という仕事に
ヒーロー全員大集合していたり、バーナビー邸でプチ合宿してみたり、
年齢もバラバラなのに仲良さげで、すごい楽しそうに見えた。
大集合したところでも、みんな平常運転（たかーいたかーいスカイハーイと、
牛角さんの冷や汗モードは吹いたwww）で和気あいあいとしてるし、
こういう関係っていいよなー、とこちらもまた幸せな気分になってしまった。
次回、「The calm before the storm（嵐の前の静けさ）」。
予告見る限り、もう嵐来ちゃってるよw
ウロボロスロボット量産型も登場するようで、面白くなりそうだ。
余談その１：
斎藤さんのスピーカー越しの声、変声器？
余談その２：
スカイハイの虎徹の呼び方が、「ワイルド君」www それだけは無いwww
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