あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。5話、「トンネル」。
すごい面白かった!
「俺達は、取り残されちまってんだ」というゆきあつの台詞が象徴する通り、
超平和バスターズの面々はそれぞれにめんまの死に対し心の闇を抱えている、
今回はそれを、1話を6等分したかのように各キャラについて過不足無く、
かつ印象的に描いた良回であったように思う。
ここまでで導入編は終了、次回からが本番という形になるのかな。
今回は、何と言ってもゆきあつ!
前回の大惨事を観てしまった以上、まさかゆきあつが真っ先に更生する、
などとは夢にも思っていなかったわけだが、そのまさかが現実に…
ゆきあつがめんまに執着していたのは、大好きなめんまを、
自分の言葉によって死なせてしまったという罪悪感があったからで、
それがめんま自身の声を聞けたというので、ある程度和らいだのだろう。
じんたんがめんまの声をゆきあつに伝えるところのめんまの表情、
そして自宅でめんまの言葉を反芻しながら机に突っ伏して泣き、
次の日、吹っ切れた様子で普通に登校してきたゆきあつの姿は、
一時代の終焉、もうゆきあつは大丈夫、と思わせるだけの説得力があった。
むしろ、ヤバいのは他の面々だよ…
じんたんやあなるは、前からめんまの死を引きずっている描写はあったし、
つるこもゆきあつを通して、めんまの幻想を見ている兆候はあったが、
ぽっぽまでもが何か胸の内に暗いものを秘めているなんて…
最後の、めんまの前でのぽっぽの取り乱しようは、正直ビックリした。
今思えば、つるこの悩みとあなるの悩みは、どちらも好きな相手が
めんまの幻想に捉われている、という点で似ているような気がして、
だからつるこはあなるにこだわっていたのか、と感じられてくる。
何にせよ、これからが本番…!という展開になってきたような気はしている。
一通りのキャラ紹介が終わり、次回から各キャラクターの心の闇を
掘り下げていく予感、より目が離せない展開になっていきそうだ。
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