あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。1話、「超平和バスターズ」。
「とらドラ!」スタッフの新作オリジナル。
それだけで今期期待度トップレベルなのに、PVがまた素晴らしいので、
放送前から相当に期待していたのだが…
1話から泣かされる…だと…!
完璧で、それでいてかつ、非常にインパクトがある第1話。
幼少時の、そして現在の超平和バスターズの人間関係、
物語の導入として絶対に描かれるべきそれらを、端的にうまく描けていたし、
その上でめんまが泣き出すところなど、心に訴えかけるシーンも入っていた。
そこまで気丈に振舞っていためんまが涙を流したのはグッと来たぜ…
ギャグも適度に入っているので、それとのギャップでよりシリアスが映える。
音楽(特にED)も歌詞、曲調ともに作品にあってるし、EDへの入り方など、
音楽の使いどころも上手い。何か手放しで絶賛しているような感じだが、
それだけ隙の無い、かつ目を見張る部分が多い1話だった。
めんまの心境を読むのが難しい。
幼少時で時が止まっているただの無邪気な少女、と見ることも
できるのかもしれないが、どうも自分にはそうは見えない。
自宅に戻って、そこで母親が自分を供養しているのを見て涙したように、
めんまは自分の死にはかなりのショックを受けていると思うのだが、
じんたんに悲しい思いをさせないために無邪気に振舞っているんだろう。
だから、じんたんに「ブス!」と言われた時の微笑みと同様、
今のめんまの笑顔は作り物の笑顔だと思うのだけれども、
そのめんまに本物の笑顔を取り戻させるためにじんたんが奮闘する、
そしてそれを通じて超平和バスターズが元の形に戻っていく、
という部分が話の肝になっていくんじゃないかという気がしている。
いろはと並んで今期の本命候補だったのだが、期待以上だった。
木曜深夜はこの作品の感想を書いていきたい。
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