花咲くいろは2話、「復讐するは、まかないにあり」。
緒花の喜翠荘での仕事も始まって、盛り上がってきた!
どんなに1話の出来が良いアニメでも2話でコケることはあるわけで、
その点をちょっと心配していたが、杞憂だった。面白いし、ブレてない。
相変わらずの緒花の頑張り、厳しい環境、そして緒花母のクズっぷりw
作画も全く落ちてないし、本当に安心して観られる30分だった。
この物語は、緒花の「自分探し」の物語なんだろう。
緒花は、一見すると楽観的な性格なのだが、行動原理は結構ネガティブ。
現状での彼女の行動の動機の大部分は「悔しさ」から来ているように感じる。
喜翠荘での仕事に関しては、緒花自身のモノローグでもある通り、
仕事ができない、女将に認められない悔しさから頑張っているのだろうし、
民子や菜子をもっと知りたいというのも、彼女らに認められていない
悔しさからなのだろう。勿論、動機は何であれ、頑張れるのは
偉いと思うのだけれども、環境に対する条件反射で行動しているので、
「自分が本当は何がやりたいのか」が一向に見えてこない。
この話は、そんな緒花が、喜翠荘での事件や人々とのふれあいを通じて、
自分の道を探し、そして見出していく物語なのだろう。
誰しも最初は、大した動機もやりたいことも見えないところから
ただがむしゃらに頑張って、その過程で自分の道を見つけるもので、
今、緒花はそのがむしゃらに頑張っている段階だと思うのだが、
緒花がこれから、どのようにして自分自身の「夢」を見つけていくのか、
そこに注目して以降の話を観ていきたいと思う。
緒花が賄いとして作った味噌汁に女将が口をつけるシーン、
このシーンが妙に強調されていて、非常に強く印象に残った。
単に緒花の料理の腕に舌を巻いたのか、それとも母親が不甲斐ないばかりに
こんなに料理が上手くなってしまった緒花に不憫さと責任を感じたのか、
はたまた、味噌汁の味が娘である緒花の母親に教えた味に似ていて
ビックリしたのか、いろいろな解釈ができるだろう。
緒花を引き取ったということは、緒花を自分の家族だと認識しているわけで、
その家族に辛い思いをさせた責任というのを感じているんだろうか?
と個人的には思う。まただからこそ、緒花にはちゃんと育って欲しい、
という気持ちがあって、緒花に厳しくあたっているのかもしれない。
次回、民子&菜子はまかないを食べてくれるのか?
変態小説家の運命は如何に!?来週も楽しみでしょうがない。
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