STAR DRIVER 輝きのタクト22話、「神話前夜」。
南十字祭、演劇部による演劇、「神話前夜」。
もちろん、部長&副部長の正体だったり、サイバディの秘密といった、
新しい情報が明らかになった、というのも今回の見所の一つなのだが、
「神話前夜」というタイトルからも分かるとおり、今回の一番の目的は、
神話(=クライマックス)へ向けて、サイバディ操縦者の運命、
登場人物の現在の心境、そして未来への意志を、劇中劇を通じて整理する、
ということにあったように思う。
劇中での「船」というのはサイバディのことで、
過去のサイバディの操縦者(ヘッドも含まれるんだろう)たちは、
自分の大切なものを捨て、それをより大きな野望を満たすために使ってきた、
というのが、部長がタクトに語ったこれまでのサイバディ操縦者の運命。
部長には、スガタも同じ未来を歩む運命が見えてるんじゃないかと思う。
それに対しタクトが、「自分はこの力を大切なものを守るために使う」と、
過去の操縦者の運命を打ち破り、自分で未来を切り開く宣言をしたのが、
今回の大きな進展。タクトもワコと同様、相手の前で明確に意志表示する、
ということが無かったように思うのだけれども、前回はワコがタクトを選び、
そして今回はタクトがそれに応える、という話の展開で、
お互いにようやく一線を踏み越える決心がついたか!という気がしている。
タクトの過去を知る人物(=ハナ)を使って、タクトの前進を演出する、
というのも実に上手い。
スガタは、「純粋にサイバディの力に引かれる部分はある」的なことを、
何話かは忘れた(タクトと風呂に入ってるシーン?)がもらしているし、
ヘッドも「王の柱を持つものはリビドーが強い」などと発言しているので、
あまり表には出てきていないような気はするけれども、
徐々にザメクに侵食されていっているような雰囲気はある。
最後の、「王の柱を使ってないのに今夜は昏睡状態に…」というのも、
多分伏線だろう。今回の最後で、スガタもひが日死の巫女の正体に気づき、
いつでも封印を全て解ける状態になったわけで、
暗黒面に堕ちるとしたら次回あたりなような気がしてならない。
次回、23話のタイトルが「エンペラー」だしね!
ケイト切なすぎワロタwww
「それでもクレイスは幸せなんだと思う」というのは、
スガタに相手にされてなくても幸せな、自分の心境じゃないか…
これで、ケイト→タクトではなく、ケイト→スガタも確定なのかな。
正直、未来が見えないけれども、彼女にも真に幸せな未来を
与えてあげて欲しいと思う。
一番最初に書いたが、今回はこれまでの情報を整理するという、
「嵐の前の静けさ」な回で、これは次回以降の怒涛の展開の予兆なんだろう。
残り3話、期待に胸を膨らませて結末を待ちたい。
余談:
部長&副部長が宇宙人!?とか、ヘッドフラれてワロスwwwなど、
他にもいろいろ書きたかったのだが、長くなるので省略。
このアニメ、一話一話の密度が濃すぎるぜ…
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