放浪息子10話、「10+11 ~Better half~」。
今回は本当に素晴らしかった。
前回、にとりんが女装して登校して、いろんな人に笑われて、
それが怖くて学校に行けなくなってしまったわけだけれども、
今回、その落ち込んでいるにとりんを取り巻く人々の優しさがもうね…
アニメ(というか原作の漫画からそうだと思うが)はこんなにも
優しさを描けるものなのか…、と素直に感動してしまった。
今回の話は、本来の10話と11話を30分にまとめた話で、
主に展開の面で、「あれ?」と思うところは多々あったけれども、
それを差し引いても、非常に印象に残る回だったと思う。
にとりんと親しい登場人物各々の、にとりんに対する行動が印象的。
高槻さんは尊敬を手紙に綴り、ちーちゃんはいつも通りに明るく振る舞い、
佐々ちゃんは庇い、励まそうとし、真穂は安那ちゃんに助けを呼ぶ。
それぞれが、自分が思う最善の行動をとっている感が出ててすごく良い。
安那ちゃんにしても、結局にとりんをふる形になったわけだけれども、
彼女の「好き」というのが恋人に対する「好き」ではないと気づいただけで、
にとりんのことを心から心配してるもいるし、
そうなんだけれどもどう行動していいか分からない自分に対して、
憤りを感じているようにも、麻衣子ちゃんとのやりとりから見える。
これだけ周りから気をつかってもらえるにとりんは、本当に幸せ者だと思う。
女性陣で唯一、千葉さんがほぼ無反応なのがちょっと気にかかった。
にとりんの心情マニアであり、かつ登校拒否の経験もあり、
さらには引きこもりを高槻さんの優しさで克服した経験もある千葉さんが、
何も言わないというのはどういうことなんだろうかと。
大事な時に何も言えない、というのも若干千葉さんらしいと思うのだが、
それにしてもちょっと冷たすぎやしないかと思ってしまった。
DVDに収録される10話&11話では補完されるんだろうか。
次回、最終回。
見えねえ… 一体どういう展開になるんだ…?
展開は分からないが、ここまでのスタッフの頑張りを見る限り、
素晴らしい最終回になることは間違いない。期待して待ちたいと思う。
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