放浪息子 ２話

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放浪息子２話、「きらい きらい 大きらい」。


前回、あまりスポットが当たらなかった主要キャラ陣を描きながら、
千葉さんに焦点を当て、彼女の複雑で繊細な心を描くという構成。
にとりん、高槻さん、千葉さんあたりが若干ドロドロしている分、
ちーちゃん、ささちゃんあたりの、裏表が無く明るいキャラは、
物語にある種の安心感を与えるという点で、すごく重要なんだろうと思う。
ささちゃんが恐ろしくあーちゃんだったぜ…


千葉さんええわー。
９ヶ月前の高槻さんとの対話のシーンで、
強気に喋っても、言ってることが矛盾してしまったり、
高槻さんが感情的になると、何も言えなくなってしまったり、
本質的には弱気で繊細なキャラクターだと思うのだが、
それを隠すためなのか、何に対しても意地でも強気に
立ち向かっていく姿が何とも言えないくらいに健気で良い。


千葉さんのいいところはそれだけではないのだけれども、
性格があまりにも複雑で自分の力では簡潔に表現できない…
前回もちょっと書いたが、話もキャラも「一言では表しきれない」、
それくらい複雑で豊かだということが、
この作品の大きな魅力の一つだと思っている。


今回もすごく面白かった。
一応、「性の問題」が今後の話の中心に来るとは思っているのだが、
今回のような心理描写がしっかりした日常で残り全てやってくれても、
個人的には非常に満足のいく作品になると思う。
むしろ、ずっと日常をやっててくれと思わないでもないのだけれども。
今後の展開がどうなるのか、暖かく見守っていきたい。



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