戦姫絶唱シンフォギア10話、「繋いだ手だけが紡ぐもの」。
今回は凄い面白かった!
何と言っても、この
名台詞のオンパレードですよ!めっちゃ熱かった!
アニメほど絵で勝負が出来ない、ゲーム畑の人を脚本として持ってきた、
というのが効いてる気がする。とにかく、
一つ一つの台詞の重みが凄い!去年あたりから、アニメ業界以外のところから脚本を持ってくる、
というのが流行っていて、成功も収めているわけだけれども、
この作品もその成功例の一つに加えられるべき作品だと思う。
今回の見所は何と言っても、その名台詞の数々にあると思うので、
台詞を中心にして感想を書いてみたい。
弦十郎「子供の頃はただ見るだけだった夢も、大人になったら叶えるチャンスが
大きく生まれる。夢を見る意味が大きくなる」「お前に見せたかったんだろう、夢は叶えられるという揺るがない現実を」個人的には、今回のMVP。
彼の凄いのは、
ただ単に台詞が熱い、というだけじゃなくて、
その台詞が非常に理路整然としていること。だからこそ、説得力を持つ。
上の台詞なんかは、夢を持ち続けていないと言えない台詞なわけで、
これらの
熱い台詞を実践しているから彼はカッコいいんだろうね。
響「何もこの手に握ってないから、二人とこうして手を握り合える!」
「そうですね、だけど私達がクリスちゃんを守ればいいだけのこと!」響の場合、熱さだけが優先していて、理屈は伴ってないのだけれども、
彼女の台詞は常に前向きなので、
理屈云々の問題ではなく、
感情的に従ってしまいたくなる、そんな魅力があるように思う。
ただ、前向きであるということは、リスクも背負うことになるわけで、
第一話のアバンでの伏線もあるし、そろそろこの前向きさが仇となる、
そんな展開が残念ながら来てしまうような気もしている。
翼(クリスの「このバカにあてられたのか!?」という台詞に対して)
「そうだと思う、そしてあなたもきっと」この恥ずかしい台詞を真顔で言えるのが翼のいいところw
ただ、元々翼もクリスと同じ、「響を認めたくない」人だったわけで、
それがこんな台詞を吐けるようになった、というのは、
その響の影響力の強さを感じさせると共に、翼の心の広さというか、
正しいと思ったことは、今までの考えを曲げてでも認められるという、
その翼の真面目さ、そして純粋さというのを強く感じさせた。
クリス実は今回の話、クリスの心に響く台詞というのは個人的には無かった。
それはまだ、クリスが
「誰かを認める」ということに恥ずかしさがある、
そこから来ているんじゃないかと思う。例えば上記の台詞を見ても、
弦十郎はクリスの両親に、響は翼とクリスに、そして翼も響とクリスに、
絶対的な信用を置いていないと出てこない台詞だと思うのだけれども、
クリスは、その絶対的な信用を恥ずかしさ無しに持つことが出来ない。
それを乗り越える瞬間、それがクリスが
「大人」になる瞬間なんだろう。
次回、リディアン音楽院が大ピンチ!
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