あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。8話、「I wonder」。
相当に、面白かった。
心を揺さぶってくるようなシーンが多く、それでいてそれらのシーンが、
最後のめんまの存在証明で一つに収束するという、話の密度的にも、
そして構成的にも素晴らしい回だったように思う。
各キャラの泣きのシーン、そして墓参りのシーンは文句なく印象的だった。
6人揃っての、超平和バスターズ超平和バスターズは6人揃ってこそなんだろう。
今回の話、めんま母が5人へのネガティブな感情を吐露したことによって
雰囲気が悪くなり、皆がじんたんへの疑いの心を持ってしまったわけだが、
このように、彼らは5人だとちょっとしたことで団結が揺らいでしまう。
そもそも、めんまが死んで彼らは一度バラバラになってしまったわけで…
じんたんにめんまが見えるようになったのをきっかけに、その5人が集まり、
そして関係が悪くなりかけたところを、めんまが救いの手を差し伸べる。
やはり超平和バスターズは、6人揃って超平和バスターズなんだろうと。
めんまが死んだ時、5人の心に残ったものはネガティブなものの方が大きく、
それ故疎遠になってしまったわけだが、それを清算する機会が与えられた今、
今度こそ、めんまは5人の心の中に「あの日」のままの姿で残り、
そして超平和バスターズは元の姿を取り戻す… そんな未来が見えた気がした。
あなるの心情あなるの懺悔&告白シーンが凄い!中の人の演技も、台詞回しも。
あなるの台詞は、全体的に意図が見えなかったり、矛盾していたりなのだが、
そこに彼女の一生懸命さが込められている気がして凄く好き。
今回の話、あなるは一人でめんまの願いをかなえようとするじんたんを
止めようとして、じんたんに対して好きだと告白してしまう。
それでも止まらないじんたん、それに対してあなるの発言が、
「願いかなえたらめんま消えるけど、それでもいいの?」
…これって答えがyesでもnoでもあなるにとっては絶望的なわけで、
あなるが答えを聞きたいような質問では無い。なのだが、いやだからこそ、
もう自分にはどうすればいいのか全く分からない、それでも何とかしたい、
そんなあなるのひたむきさが伝わってきて非常に良かった。
マリーはこういう理に適わない感情表現させたら天下一品だと改めて感じた。
次回、…予告からは展開が全く読めねえ…w
残り3話、最終回は安心の長井監督クオリティとして、
そこまでの2話、テンションを落とさずに突っ走って欲しい。
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