花咲くいろは24話、「ラスボスは四十万スイ」。
ラスボスキター!!!
女将の頑固さ、そして喜翆荘の従業員の喜翆荘への思いが目立った回。
折角緒花に気持ちが伝わったのに、孝ちゃんがイマイチ印象に残らないのは、
やはりこの作品が「仕事アニメ」であるからだろうと思う。
従業員たちの思い「俺達はここを…喜翆荘を離れたくないんです!」
いやー、従業員一同の喜翆荘への思いが伝わってきてすごく良かった!
上記の徹さんの台詞を始めとして、巴さん、蓮さん、菜子、縁と、
所謂「脇役」の面々にも、きちんと喜翆荘への熱い思いを女将に伝える
シーンがあったのは、登場人物全員を大切にするこの作品ならではだと思う。
女将は頑固だし、気が強いし、確かにラスボスにふさわしい強敵なのだが、
ラスボスというのは最後に勇者たちにやられるために存在するのもまた事実。
ラスボスに対抗するのは、「喜翆荘への思い」という最強装備を身にまとい、
そして「雑誌の絶賛記事」という補助魔法によって強化された従業員たち。
これで勝てなかったらクソゲーだ。そしてこの作品はそんなクソゲーでは
絶対に無い、自分はそう信じている。
女将の考え「従業員の将来を考えて、喜翆荘を畳むことを決めた」という女将。
借金があるマイナスからのスタート、縁には経営の才能は無く、
ここから喜翆荘を立て直すのは難しいという判断なのだろうけれども、
それは喜翆荘を立て直すという夢を持っている若者たちを止めるに足る、
そして止める説得力がある理由なのだろうか?
確かにこれまで積み重なってきた借金が、喜翆荘にはある。
しかしそれと同時に喜翆荘は、従業員のチームワークや熱意も培ってきた。
そして、今は雑誌の絶賛記事による追い風が吹いている。
リスクはあるのかもしれないけれども、夢にリスクはつきものなわけで、
それを恐れていたら何もできないと思うのは自分だけだろうか?
女将も喜翆荘を始めた時は夢があり、それを追う楽しさも分かっていたはず。
それを忘れ、「思いやり」という言葉で若者の夢を潰そうとする今の女将は、
緒花が言うとおり、やっぱり「お年寄り」なのだろう。
恋愛模様孝ちゃんと緒花が話してるシーンでは、「キター!うおおおお!!!」
とテンション上がってたのに、喜翆荘問題が更に盛り上がったのおかげで、
最後まで見たらどうでもよくなっている、それが孝ちゃんクオリティ!
やはりこのアニメは、恋愛より仕事だと思う。
次回、「私の好きな喜翆荘」。
サブタイトルは非常に良さげ。ただただ、期待しております!
追記:
次回が最終回だと思っていたら、そんなことは無かったぜ!
残り2話らしい。確かにもう1話ほしいような気はしてた!
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