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Angel Beats! 13話(最終回) 

Angel Beats!最終回、「Graduation」。


SSSメンバーの卒業式。穏やかな、穏やかな最終回。
つっこみたいことは山ほどある。奏のキャラが前半えらくファンキーだったり、
今回登場しなかったメンバーが、音無の「全員逝ったよ」一言で片付けられたり、
音無が、奏と二人きりになった途端、「ここに残ろう!」とかのたまいだしたり。
ただ、それでも最後はうまく締めたんじゃないか。
特に「Angel Beats!」というタイトルの意味が最後の最後で明らかになる演出は、
素晴らしかったと思う。


予想していた通り、最終回は奏メインの話。
奏は心臓を提供してくれた音無に感謝を述べるためにこの世界に来た、
というのが明らかになり、彼女は「ありがとう」という言葉とともに成仏した。


この「ありがとう」の一言を言うために、奏は結構葛藤したんだと思う。
この世界で音無と生きるのも楽しいし、このままでもいいんじゃないか、
というのもあって、ここまで「ありがとう」が言えなかったんだと思う。
(実際9話では、音無から臓器提供されたことについて知らないフリをしている)
ただ、最後の最後に、音無に感謝し、消えることを選んだのは、
一度しかない自分の人生を肯定してあげようと決心した、ということなんだろう。
生前、心臓を提供してくれた音無に申し訳ない気持ちが消えなかったけれども、
自分は音無に「ありがとう」を言えたし、音無も一生懸命生きた自分に
こんなにも感謝してくれた、と。


この「有限で、一度しかない、尊い人生を肯定してあげる」というのが、
ABの根底に流れるメッセージなんだと思う。
ただそれだけに、また人生は繰り返される、ということを暗示するような、
最後の奏と音無の再会シーンは蛇足だったんじゃないかと思うのだけれども…


総評もきっとそのうち…
個人的には作品を取り巻く環境も含めて非常に楽しめた作品だった。
スタッフの方々はお疲れさまでした!


(余談)

後半の展開があまりに予想通りでビックリw
奏が音無の臓器提供を受けた、というのは9話の感想で予想した通り。
これは自信度95%くらいで、個人的にはかなり分かりやすかったと思うのだが、
11話の感想で投げやりに書いた、「奏が『ありがとう』と言い残し、成仏する」
というところまで当たっていて、感動的なシーンなのにむしろ吹いてしまったw
展開を予想しやすい、というのは、伏線の張り方やキャラの個性の出し方が
丁寧だということで、スタッフの腕がいいということなんだと思う。
決して予想が当たったというのを自慢したいわけじゃないからな!
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Category: Angel Beats!

Thread: Angel Beats! - Genre: アニメ・コミック

2010/06/26 Sat. 08:13 [edit]   TB: 17 | CM: 0

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Angel Beats! 12話 

Angel Beats!12話、「Knockin' on heaven's door」。


中村ァ!!!
ゆりっぺ、遂に現世での未練を果たすの巻。
実質最終回、と言われてただけあって、確かに最終回的な展開!!!
ポッと出のラスボスが世界観を延々と説明するなど、微妙な部分も確かにあったが、
全体の話はそんなに悪くは無かったと個人的には思う。


ゆりっぺの戦いが終わった。
身近な、大切な人々を守りたい、と生前から頑張ってきたゆりっぺが、
現世では不運に見舞われてそれが果たせなかったものの、
こちらの世界でようやく果たせた、というのはなかなか感慨深いものがある。
ユイ成仏回では、「現世の未練を別の世界で果たすのは違うんじゃないか」
と思ったのだが、ゆりっぺはずっと周りのことを考えて努力をしてきたわけで、
世界が異なってもそれが報われた、というのは素直に良かったと感じられた。


Angel Playerを作ったのは、愛する者に先に成仏されてしまったPC。
PCが成仏するというのは、この世界では本来望ましいことのはずなのに、
それによって未練を残した者が生まれた、というのは皮肉な話だと思う。
彼がAngel Playerを作ったのは、自分をNPC化するためだったのだろうけど、
愛が生まれたら世界がリセットされるようにプログラムしたのは、
この理不尽な世界に対する反抗だったのだろうか。


今回で、世界観の説明という「負債」を返済したのは非常に大きい。
最終回、感動的な卒業式を上手く演出してくれることを祈ろう。

Category: Angel Beats!

Thread: Angel Beats! - Genre: アニメ・コミック

2010/06/19 Sat. 13:42 [edit]   TB: 12 | CM: 0

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Angel Beats! 11話 

Angel Beats!11話、「Change the World」。


PCをNPCに変えてしまう「影」がSSSのメンバーたちに迫る…。
残り二話で急展開!というのは非常にデンジャーな気がするのだが、
よく考えてみると、ラスボス的なものを倒さないとゆりっぺが成仏できないので、
構成としてはこれでいいのかもしれない。ちょっと唐突感はあるけど。


ついにラスボス登場!といっても何者かは分からないのだが…。
SSSのメンバーが突然仲間たちをNPCにしようとするとは考えにくいし、
多分FFシリーズでよくある、「最後の最後に何の前触れも無く登場するラスボス」
的なものなのだと思うのだが、彼(彼女?)の目的が分からない。
ゆりっぺが言う「PCがこの世界にずっと留まれないようにする」存在だとしたら、
何というご都合主義かと思うので、そうではないことを願う。


演出的に目についたのは、体育館での音無のPC達に対する演説シーン。
「影」の脅威を前に、音無が「成仏」という選択肢を考えるよう説くシーンだが、
音無はそもそも現世に大きな未練というのを残してはいないわけで、
ここで音無に語らせていたら、演説は説得力の無いものになっただろうと思うのだ。
そこで、音無の演説は音声抜きにして、ユイの成仏を見てきた日向と、
音無によって救われた直井に、誰にでも救われるチャンスは見つかる、
と語らせたのは上手かったと思う。


(展開妄想予想)

残り二話で、「ゆりっぺの成仏」「奏の成仏」という大きなテーマが残っている。
というわけで、この二つに一話ずつ使うんじゃないかと思う。
スタッフが「次回が実質最終回」と言っているらしい、という噂があるので、
SSSが団結してラスボスと対決→苦しみながらもゆりっぺの頑張りにより撃破!
→ゆりっぺ成仏、というのが次回の展開になるんじゃないかと予想する。


そして最終回、ラスボスを撃破し、この世界に平和が訪れる。
平和になった世界で、奏は自身の過去、そしてこの世界にいた理由を語りだす。
全てを語り終えた奏は、協力してくれた音無に「ありがとう」と言い残し、
成仏していく、と。(この「ありがとう」は協力に対するものだけではない、
と個人的には思うのだが、最終回まで自分の胸の内にしまっておくことにする)
おお、書いていて自分でも最終回は泣けそうな気がしてきた。
とにかく残り二話、結構期待している。

Category: Angel Beats!

Thread: Angel Beats! - Genre: アニメ・コミック

2010/06/12 Sat. 12:08 [edit]   TB: 13 | CM: 0

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Angel Beats! 10話 

Angel Beats!10話、「Goodbye Days」。


ユイにゃんうわああああああああ!!!
超展開の連続だった気がする。個々の台詞は良いと思うのだけれども、
その台詞につながる流れが何かなあ…。
挿入歌がちょっと絢香っぽいと思った。


プロレスやらサッカーやらどうでもいい話を持ってきて、
何だこの茶番は…スタッフは一体何がやりたいんだ…、と思わせたところに、
「自分は生前は体を動かせなかったから、これだけ体を動かせて楽しかった」
という話につなげるのは上手いと思った。が、その後の結婚話ェ・・・。
挿入歌も入れて、泣かせる気満々だったと思うのだけれども、
どうも日向の告白が軽すぎて泣けなかった。
結婚だの介護だの言っても、ユイは実際には消えてしまうので、
日向は結婚も介護もする必要が無い。それが分かっていて結婚する介護する
と言っても、どうにも軽いよなあ…。


ABの世界は"if..."の世界で、青春時代に未練を残した人が、"もし"もう一度
青春をやり直せるとしたら…、という世界だと思うのだが、
現実というのは、一度しか無いから残酷でありまた美しいわけで、
現実世界に残した未練を別の世界で果たす、というのは何か違う気がする。
その違和感が分かりやすい形で出たのが、今回の日向の告白なんじゃないか。


次回から新展開が始まりそう。
前回、AB本編始まったな、と思ったのだが、始まってなかったのか…。
「影」なるよく分からんものが出てきたようだが、こいつがラスボス?

Category: Angel Beats!

Thread: Angel Beats! - Genre: アニメ・コミック

2010/06/05 Sat. 14:54 [edit]   TB: 14 | CM: 0

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Angel Beats! 9話 

Angel Beats!9話、「In Your Memory」。


ABがようやく、ようやく、ようやく始まった。
音無は記憶を完全に取り戻し、誰かのために生きられた、満たされた気持ちを知り、
奏と共にSSSの仲間たちに同じ気持ちを体験し、成仏してもらえるよう動き始める。
気合の入った作画、ベタだが丁寧な脚本、それを支える音楽が見事に噛み合っていて、
山ほどある細かいツッコミどころを考慮しても良回だったと思う。
これからラストまで、テンションを落とすことなく駆け抜けてほしい。


ようやく奏の口から世界観が語られた。
多くの人が予想した通り、ここは青春時代に未練を残した人々の魂を救済する世界。
その未練を果たしたものは、成仏し、この世界から消える。
多分、それ以上のことは語られないし、話の展開上、語られる必要も無いんだろう。
SSSのメンバーも、それを薄々は感じ取った上で、でも消えるのはなんか怖い、
という感情から消えるのに抗ってるんじゃないかという気がする。
音無は気づいてなかったっぽいがwww 本当に「知らなかった?」だよwww


音無の回想でのドナーのくだりから、音無が奏に頭を撫でられ目覚める、
というシーンがあまりにも上手くつながっていたので、
音無から臓器提供を受けたのは奏なんじゃないかという気がしてきた。
彼女がこの世界にいるのは、この世界の人々を満たし、成仏させるためだと思うが、
それは臓器提供によって見ず知らずの人間に命を救われた経験から来るもので、
人々を救いドナーに恩返しをすることが生前何らかの理由で出来なかったのが、
彼女が現世に残した未練なんではなかろうか。


作画がちょっとttっぽいと思って調べてみたら、作画監督がttの人だった。納得。

Category: Angel Beats!

Thread: Angel Beats! - Genre: アニメ・コミック

2010/05/29 Sat. 08:08 [edit]   TB: 15 | CM: 0

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